欧米に比べ日本企業は稼ぐ力劣る 通商白書[2015/07/03 13:03]

 政府が通商白書を公表し、日本の企業が海外の企業に比べて成長率や利益率で劣っていると指摘しました。

 2015年版通商白書では、2006年度から2013年度までの各国のグローバル企業の稼ぎ方を比較しています。日本の企業は、営業利益成長率が2.7%で、アメリカの7.2%、ヨーロッパの3.7%を下回りました。売上高に対する営業利益率は、アメリカやヨーロッパが10%を超えたのに対して、日本は6.6%にとどまりました。また、営業利益率を事業部門別に比べると、日本は91%の部門で10%を割り込み、事業の多角化が収益につながっていない現状が示されています。そのうえで、日本企業に対して、事業分野の見直しなどでスピーディーな経営判断が必要だと指摘しています。

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