福島第一2号機のロボット調査 投入難航で延期へ[2015/07/30 18:44]

 政府や東京電力などからなる福島第一原発の廃炉・汚染水対策チームが会見し、8月から行う予定だった2号機の格納容器内のロボットによる調査を大幅に延期することを明らかにしました。

 調査は、廃炉に向けた工程で最大の課題となる溶融燃料、いわゆる「燃料デブリ」の取り出しに向け、カメラなどを搭載したサソリ型の遠隔操作ロボットで容器内の損傷状況などを把握する予定でした。しかし、ロボットを投入する際に障害となるコンクリート製のブロック壁が床の鉄板とくっついてしまい、取り外しが難航しているため、調査の延期を決めました。今後、対策チームでは、コンクリート製のブロック壁を撤去する装置の改造や遠隔操作する小型重機の活用などを検討していく方針です。このため、調査開始は8月から大幅に遅れ、時期については年明けにずれ込む可能性にも含みを持たせました。ただ、2020年度から溶融燃料の取り出しを開始する方針は変わらないとしています。