タカタ、なぜか増収増益 リコール費用盛り込まず[2015/08/06 17:49]

 自動車部品大手のタカタが発表した2015年度の第1四半期の連結決算は、過去最高の売上高で増収増益となりました。

 タカタが発表した今年4月から6月の売上高は、前の年の同じ時期に比べて20%増の1813億円と、第1四半期としては過去最高となりました。本業のもうけを示す営業利益は35%増の103億円でした。アメリカやアジアでの販売増加や円安が貢献しました。エアバッグのリコール関連として弁護士費用などの特別損失55億円を計上したものの、最終損益は30億円の黒字となりました。また、2015年度の通期見通しについても、売上高が200億円プラスの7200億円に、営業利益は60億円増の400億円に上方修正しました。しかし、実際のリコール費用については、現時点では合理的な算出ができないとして、見通しには盛り込んでいないということです。

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