初めての客も…“郵政株” 投資家の関心は予想以上[2015/10/27 11:57]

 来月4日の上場に向け、日本郵政グループ3社の株式売り出し価格が、26日までに決まりました。株式市場は大きな期待を寄せています。

 親会社の日本郵政は27日から、予約済みの人による正式注文が始まりました。先週に締め切られたゆうちょ銀行とかんぽ生命も含め、個人投資家の関心は予想以上に高いということです。
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券、小西陽一郎役員補佐:「今回、初めて証券で口座を作りたいというお客様からも、フリーダイヤルで問い合わせを頂いているケースが多い」
 この証券会社では、先月の新規口座開設数が前の月に比べて5割増しと、大幅な伸びだったとしています。各証券会社とも、郵政のブランド力をバックに初めて株式投資する人の取り込みに躍起です。しかし、1987年のNTTの上場では、株価は売り出し直後は急騰したものの、その後、バブル崩壊で下落しています。今回の郵政上場は思い通りの上昇相場となるのかどうか、予想は難しい状況です。

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