MRJ初飛行が無事成功 日本航空史に新たな歴史[2015/11/11 11:45]

 三菱航空機が開発している国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が初飛行に成功しました。国産旅客機の開発は、戦後初のプロペラ旅客機「YS−11」以来、半世紀ぶりで、MRJの初飛行成功で日本の航空機産業は新たな段階に入りました。

 (経済部・岸田慎介記者報告)
 これまで5回の初飛行延期をしてきたMRJですが、11日午前9時半ごろ、県営名古屋空港を離陸し、1時間半ほど飛行試験を行った後、着陸しました。92座席の小型ジェット旅客機のMRJは、2008年に事業化が決定し、2011年に初飛行の予定でしたが、不具合の改修などで当初の計画からは4年遅れの初飛行となりました。小型ジェット機市場は今後、拡大が見込まれていて、製造を担当する三菱重工は将来的には2500機の受注を目指していますが、現在は407機にとどまっています。MRJは従来の機体と比べ、燃費が2割程度、向上するといわれていますが、開発スケジュールの遅れにより、海外メーカーも同型のエンジンを搭載することを決定しています。また、中国メーカーも参入を発表していて、今後、受注を巡る競争がさらに激しくなりそうです。海外メーカーの技術力も向上しているだけに、今後の飛行試験など、これ以上のスケジュールの遅れは許されない状況となっています。

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