経済

2016年3月30日 11:46

苦境のシャープ 鴻海の買収案をようやく受け入れへ

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 シャープは30日午後、臨時取締役会を開き、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の買収提案について、出資額の減額などを正式に受け入れる予定です。大阪市のシャープ本社から報告です。

 (経済部・寺尾光洋記者報告)
 鴻海の支援受け入れをいったん決めてから約1カ月。この間に、シャープを取り巻く状況は一層、厳しくなっています。シャープはこの後、午後から大阪市の本社で臨時取締役会を開き、鴻海による買収案の受け入れを決定する予定です。シャープは先月、鴻海の傘下に入ることを決議しましたが、その後、財務リスクの問題が表面化。契約締結は延期され、交渉が続けられてきました。関係者によりますと、両社は鴻海の出資額を当初より1000億円程度減らすことやシャープの主力取引銀行2行が3000億円規模の融資枠を新たに設定することなどで合意。30日、鴻海も台湾で開く取締役会で買収案を決議すれば、両者は31日にも正式契約を結ぶとみられます。シャープは、今年度の最終赤字が2000億円規模になる見通しで、経営は依然として厳しい状況です。高橋社長は責任を取り、鴻海による買収が完了した後、退任する意向だということです。

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