指紋がパスポートやカード代わりに ベンチャー開発[2016/05/18 17:10]

 指紋がパスポートやクレジットカードの代わりになる新しいシステムが公開されました。

 このシステムは、指紋を登録すればホテルなどでパスポートを提示しなくても本人確認や決済ができるもので、外国人観光客を対象に6月から東京都内のホテルで実証実験を行います。外国人客の利便性を高めるとともに、ホテル側の負担やコストを減らす効果も期待されています。ベンチャー企業「リキッド」が開発し、政府が進めるIOTを活用したプロジェクトで、第1回のグランプリを受賞しました。旅館業法ではホテルはパスポートのコピーを保存しなければなりませんが、規制緩和によって指紋認証による本人確認が可能になりました。ATMなどへの導入も検討されていて、現金もカードも要らない決済方法として海外への展開も検討されています。

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