国の事業の無駄削減へ 「行政事業レビュー」開始[2016/06/04 00:23]

 国の事業の無駄を減らすため、各省庁が有識者の意見を聞きながら自ら検証する「行政事業レビュー」が3日から始まりました。出席した河野行政改革担当大臣は入札の透明性を求めました。

 河野行政改革担当大臣:「財務省はこのシステムを入れることによって、財務省の業務をこういうふうにしたいんですっていうのがあるわけだろ?それを見て、皆、突っ込んでくるんじゃないか、色んな提案を。仕事のやり方は変えなくてシステムが動いてるかどうかだけを見たら、今のシステムが一番良いに決まってるじゃん。そんなの」
 国が所有する土地や建物などを管理するネットワークシステムを1つの業者が長年、受注している問題で、河野大臣は、システム導入で効率化されたかどうかの検証が足りないと財務省をただしました。議論の結果、外部有識者らは「複数の業者が入札に参加できるよう具体的な取り組みを求める」との結論をまとめました。

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