お寒い日本人の金融知識 日銀が初の大規模調査[2016/06/17 18:53]

 日銀が金融知識に関する初めての大規模な調査を行った結果、日本人の能力が先進各国に比べて劣っていることが分かりました。

 日銀による調査は、全国の18歳から79歳、2万5000人を対象に経済の知識や金融取引の基本などを問う形で行われました。それによりますと、日本は正答率で10%ほど、ドイツ、アメリカよりも低いことが分かりました。調査では、年収や資産が多い人ほど点数が高く、また能力のある人ほど、金融トラブルに巻き込まれにくいという実態も明らかにされました。日銀の担当者は「日本人には投資などに対して、『怖い』とか『ギャンブル』といった変な先入観がある」と分析し、「若いうちからもっと金融教育を受ける機会を増やす必要がある」と警鐘を鳴らしています。

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