ベネッセホールディングスは、来月1日から福原賢一社長に代わって、投資ファンドで事業再生に携わってきた安達保氏が社長に就任すると発表しました。
福原社長は今年6月、原田泳幸前社長の退任に伴い、社長に就任したばかりでした。突然の交代理由について「来期に向けた商品やサービスの改定を行うなかで、一刻も早い経営体制の強化が必要なため」としています。ベネッセは、2014年7月に大規模な顧客情報の漏洩(ろうえい)が発覚し、中核事業である進研ゼミの収益が大幅に悪化しています。新しく社長に就任する安達氏は、業績不振の理由について「経営判断に顧客視点が足りていなかった」と指摘し、今後は現在、展開している教育や介護事業に続く新たなサービスも生み出していきたいと抱負を語りました。
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