福井・敦賀市長 「もんじゅ」存続を政府に要求[2016/09/21 00:05]

 菅官房長官は高速増殖炉「もんじゅ」について、21日の関係閣僚会議や地元自治体の考えを踏まえて政府の方針を取りまとめる意向を示しました。一方、もんじゅがある福井県敦賀市の市長らは政府に対し、改めてもんじゅの存続を求めました。

 福井県・渕上隆信敦賀市長:「(検討の行方を)見守るしかないなと思うし、もんじゅの必要性は訴えてきた。何も決まらずに検討を進めていくと、地元と話し合いしながらやっていくと聞いた」
 敦賀市の渕上市長らは総理官邸、文部科学省、経済産業省を訪問し、「核燃料サイクル政策にもんじゅの必要性と重要性は変わらない」「長きにわたって国策に協力してきた」としてもんじゅの存続を訴えました。政府側からは「核燃料サイクル政策は堅持する」としたうえで、「廃炉にするかどうかは決まっていない」「閣僚会議を開き、地元と話し合いながら議論を進めていく」などと説明を受けたということです。

こちらも読まれています