バイク業界 ホンダとヤマハ発動機が提携を検討[2016/10/05 20:07]

 ホンダとヤマハ発動機は、二輪車の生産や開発で協業の検討を開始すると発表しました。

 本田技研工業・青山真二取締役執行役員:「2社ともにビジネス的な観点でいうと極めて厳しい状況が続いているという状況のなかで、今回の提携に向けた検討は2社にとってメリットがある」
 ヤマハ発動機・渡部克明取締役常務執行役員:「競争する領域と協力する領域のすみ分けはあるのかなと」
 ヤマハ発動機はこれまで50ccのスクーターを台湾で生産していましたが、ホンダの熊本県にある工場に委託します。また、宅配に使用する業務用のスクーターの開発も共同で行い、電動二輪車の普及にも両社で協力していくということです。50ccのスクーターは日本や欧州などの限られた地域での規格であるため、海外への展開が難しく、国内市場も年々、縮小しています。台数の減少に加えて、CO2排出量など環境規制が厳しくなるなか、両社は経営資源の効率化を図り、苦戦する二輪事業の収益改善を目指します。

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