経団連、アメリカで独自のロビー活動開始へ[2016/11/22 19:03]

 経団連は、アメリカ議会などへの働き掛けを強めるため、ワシントンでの独自のロビー活動に踏み出すなど対米関係強化を進める方針です。

 ロビー活動は、議会や政府に働き掛けて国の政策などに影響を及ぼすことを目的とした活動で、中国や韓国がワシントンなどで積極的に進めているとも言われています。経団連は、29日から役員らをアメリカに派遣し、議会関係者と会うなど次期トランプ政権とのパイプ作りを急ぐとともに、ワシントンでロビー活動の関係者との協議も検討しています。日本企業のロビー活動は、一部の大企業が独自に行っているものの、財界としては本格的な取り組みがなく、アメリカの政界への影響力の弱さが指摘されてきました。今後は外務省とも連携し、アメリカ議会などへの働き掛けを強めていく方針ですが、費用負担などを巡って内部での調整が難航する可能性があります。

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