“汚染水”海に捨てる案 風評被害専門家は慎重意見[2016/12/16 17:03]

 東京電力福島第一原発でタンクに保管された放射性物質を含んだ水の海に捨てる案について、経済産業省の委員会で、風評被害の専門家は「今はやるべきではない」と慎重な意見を述べました。

 福島第一原発の汚染水は、浄化処理の後も基準値以下のトリチウムが検出され、タンクに保管されていますが、費用などの観点から薄めて海に捨てる案が有力視されています。経産省の委員会で、風評被害の専門家は、消費者へのアンケートで福島県産の食材への抵抗感が減ってきている結果を示し、「抵抗感がなくなってきたのに、また強める可能性がある。漁業は試験操業の段階で漁獲量が戻っていないのに、やめになりかねない。今はやるべきじゃない」と慎重な意見を述べました。経産省は、今後も専門家から話を聞いて論点を整理し、期限を決めずに処分の方法や時期を絞り込む方針です。