個人型確定拠出年金の対象拡大へ 全国民利用可能に[2017/01/01 10:57]

 公的年金への不安が高まるなか、税制上の優遇がある年金の対象者が今年から広がり、すべての国民が利用できるようになります。

 個人型の確定拠出年金は、加入者が毎月決まった額を積み立て、自分で投資先を選ぶ運用商品です。60歳になるまでお金を引き出すことができない半面、積み立てた全額を所得から控除できるなど税制面で大きな優遇があります。これまでは自営業者と一部の企業のサラリーマンしか加入できませんでしたが、今年から対象が広がり、すべての国民が利用できるようになります。政府としては、個人でも自己責任で資金を運用して老後に備えてもらう狙いがあります。ただ、運用によっては元本割れするリスクもあるので注意が必要です。

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