「記憶すべき年となる」東電・数土会長が年頭挨拶[2017/01/04 13:16]

 東京電力の数土文夫会長は、年頭あいさつで「経営改革の新たなステージを踏み出す記憶すべき年となる」と述べ、他の電力会社などとの事業再編や統合を進める考えを強調しました。

 東京電力ホールディングス・数土文夫会長:「(2017年は)経営改革の新たなステージを踏み出す記憶すべき年となる。若い力を中心に他事業・他電力会社と共同事業体を設立し、再編・統合を目指し、グローバル企業に変換していく意思を示していく必要がある」
 東電の数土会長は幹部社員に向けて、経営改革に取り組む考えを強調しました。東電の経営改革を巡っては、経済産業省の専門委員会が福島第一原発の事故処理に22兆円掛かるとして、原子力事業の統合・再編や柏崎刈羽原発の再稼働などを提言しています。この提言を受けて東電は春までに経営計画を見直す方針で、数土会長と広瀬社長は5日に、再稼働に慎重な新潟県の米山知事と初めて会談します。

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