三菱重工業は、国産初のジェット旅客機「MRJ」の1号機の納期を2020年半ばに延期すると発表しました。これで延期は5度目となります。
三菱重工業・宮永俊一社長:「長い事業展開のために、より良い結果をもたらすであろうということで変更を決断した。開発前の情報収集やリスク分析はもう少し勉強すべきだった」
三菱重工業は、MRJの納入について来年半ばを目指していましたが、機器の配置や電気配線の設計変更が必要なため、さらに2年間延長することを決めました。最初の計画では2013年に初納入を予定していましたが、5回の延期により、実用化は大幅に遅れることになります。また、三菱重工業によりますと、開発費は当初の見込みより3、4割ほど増加する可能性があり、収益への影響も避けられない見通しです。
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