“春闘”4年連続の賃上げが焦点 労使トップが会談[2017/02/02 11:55]

 4年連続の賃上げが焦点となっている今年の春闘は、2日に経団連と連合のトップ会談が開かれ、本格スタートしました。

 経団連・榊原定征会長:「収益が改善した企業に対して、昨年に続いて年収ベースでの賃金引き上げを求める」
 連合・神津里季生会長:「世の中全体への波及効果や消費購買の底上げへの影響を考えた場合、やはり月例賃金の引き上げが極めて重要だ」
 4年連続のベースアップを求める安倍総理大臣からの異例の要請も踏まえ、経団連はベアを賃上げの柱の一つとしながらも、あくまでも「年収ベースでの賃上げ」を主張しています。一方、連合はデフレ脱却と個人消費の拡大に向けて、あくまでベアにこだわる姿勢です。会談では「働き方改革」の長時間労働の是正や同一労働同一賃金の実現についても意見交換しました。両者とも「方向性は一致している」としていますが、個別の議論については今後、厳しいやり取りが行われることになりそうです。

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