東芝“ドル箱”売却に鴻海や韓国のライバル名乗り[2017/02/08 11:55]

 東芝の命運を握る半導体事業への入札で、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業や東芝のライバルである韓国の半導体大手などが名乗りを上げていることが分かりました。

 東芝はアメリカの原子力事業を巡り、最大で7000億円規模の損失を計上する恐れがあることから、虎の子のフラッシュメモリー事業を分社化し、外部からの出資を求める考えです。関係者によりますと、先週に行った1次入札には、台湾の鴻海精密工業や韓国の半導体大手のSKハイニックスのほか、海外ファンドなど6社程度が出資を提案しているということです。当初、関心を示していたキヤノンは提案を見送りました。東芝は3月末までの売却を目指しますが、出資の上限は経営に関与できない2割未満にとどまっているため、協議が難航する懸念もあります。

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