商工中金 繰り返し行われた不正融資を株主に陳謝[2017/06/22 19:51]

 商工中金の株主総会が東京都内で開かれ、安達健祐社長は不正な融資が繰り返し行われていたことについて、株主に謝罪しました。

 総会の出席者によりますと、冒頭に安達社長が「多大なご迷惑とご心配をお掛けしていることを重く受け止め、深くおわびします」と発言し、役員がそろって頭を下げました。これに対し、株主からは「今回の件は遺憾であり、しっかり調査をして再発防止に取り組んでほしい」といった意見や、不正の温床となった「危機対応業務に依存することなく、中小企業の価値向上に努めるべき」といった意見が出たそうです。安達社長は、問題の全容解明や原因の特定に全力を挙げ、再発防止に努める姿勢を強調しました。ただ商工中金の株主は、商工中金から融資を受ける立場の中小企業も多いため、「今後も支援をお願いしたい」など励ましの声も多かったといいます。

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