“時差ビズ”開始 乗車時間ずらしてラッシュ解消を[2017/07/11 11:52]

 小池都知事肝煎り(きもいり)の「時差ビズ」が11日から始まりました。東京23区に住む人の通勤時間帯を見ると、午前8時から午前9時に全体の半数以上が集中しています。時差ビズは、通勤時間をずらすことでラッシュを減らし、早い時間に仕事を終えて夕方の自由時間を増やすなど、働き方を変えようという試みです。

 小池百合子都知事:「働き方を変えていって生産性を上げて、満員電車から少しでも解き放たれるということがポイントの時差ビズです」
 小池知事は地下鉄の駅で、朝早く出勤する人を応援する取り組みを見た後、会社まで行かずに家の近くで仕事ができる都内のシェアオフィスを視察しました。東急電鉄では、11日から午前6時台に臨時の特急列車を走らせます。平日の午前7時半までに渋谷駅で電車を乗り降りすると、コンビニ店などで使えるクーポンがもらえます。
 通勤客:「早く電車に乗ることでメリットがあることが分かって、皆、朝の時間を有効に使う働き方が始まるといいなと思います」
 オリックス生命では午前8時までに出社し、午後6時までに退社すれば月に最大1万5000円を支給する制度を導入しています。
 20代女性社員:「非常にうれしいです。1カ月にすると結構、大きい額になってくるので」
 40代男性社員:「一日1000円ですから、1杯くらい飲めますので」
 また、化粧品大手の資生堂は、朝早く出社した社員に無料で朝食を出す取り組みを始めています。

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