神戸製鋼 データ偽装問題で通期の最終損益「未定」[2017/10/30 23:39]

 神戸製鋼所は、検査データの改ざん問題の影響を見通すことができないとして、通期の最終損益を未定とすることを発表しました。

 神戸製鋼は、2017年度の連結決算で、通期の業績見通しについて、受注の減少や不適合製品の在庫処分などが影響し、営業利益を50億円下方修正しました。また、現時点で、顧客への補償費用など業績への影響を見通すことが困難なことから、通期の最終損益は未定とし、中間配当も見送ることを明らかにしました。神戸製鋼は、中国の景気減速などの影響で2期連続の最終赤字でしたが、今期は3年ぶりに350億円の最終黒字を見込んでいました。

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