UAEが「C2はサウジ連合軍で…」菅長官は[2017/11/16 09:38]

 日本が中東への輸出を検討している新型輸送機「C2」について、UAE(アラブ首長国連邦)の政府関係者がサウジ主導の連合軍で使う可能性を示したことに、菅官房長官は防衛装備移転の手続きに沿って判断する考えを示しました。

 菅官房長官:「(Q.他国の紛争に関わる武器移転について、政府としてどのような姿勢で臨んでいるのか?)防衛装備の海外移転に関わる手続きは歯止めをこれまで以上に明確にしておりまして、これまで以上に慎重に対応する方針には変わりません」
 しかし、政府は3年前にそれまでの武器輸出禁止の原則を大きく転換し、条件付きで武器輸出をできるようにしています。これまでの輸出計画は不調に終わっているため、最大の武器輸出市場の中東をターゲットに最新の輸送機「C2」を展示、防衛装備庁と川崎重工はUAE政府に水面下で交渉を行ってきました。
 UAE国防省関係者:「C2は素晴らしい機体であり、だからこそ我々は関心を持っている。サウジ主導の連合軍で使用する場合、C2は軍の装備品を輸送することになる」
 UAE国防省の担当者はこのように述べ、新型輸送機「C2」の購入に前向きな考えを示したうえで、イエメン内戦など、サウジアラビア主導の連合軍による軍事作戦に投入される可能性に言及していました。メーカーの川崎重工も積極的な姿勢を示しています。
 川崎重工・並木祐之常務:「装備品の輸出というものを拡大できれば我々、ビジネスとしてやっていけますし、また、国の安全保障のお役にも立てるんじゃないかと」