料金値下げなるか 第4の携帯会社に「楽天」[2017/12/14 11:46]

 国内で4社目の携帯電話事業者が誕生するかもしれません。IT大手の楽天が自前の回線網を持つ携帯電話会社を設立し、来年1月にも総務省に電波の割り当てを申請する方針を発表しました。

 申請が認められれば、これまでの大手3社の寡占状態に風穴を開けることになり、携帯料金の引き下げにつながる可能性もあります。楽天は来月にも、自らの基地局を持つ携帯電話会社を設立し、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに続く、第4の携帯電話事業者を目指します。楽天は現在、NTTドコモの回線を借りて格安スマホの「楽天モバイル」を運営していますが、契約料金が低いのに加え、ドコモに対して接続料を支払っているため、収益が大きく見込めないのが現状です。そのため、楽天は自らの回線網を持つために新規参入を目指しますが、整備には2025年までに最大で6000億円という巨額の資金が必要となります。しかし、後発企業であることから、本当に巨額の投資に見合う利益を生み出せるのかは不透明な情勢です。

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