「天下り」違反が5府省庁で6件 内閣府調査[2017/12/16 10:56]

 内閣府は、国家公務員の天下り問題の追跡調査で、5つの府と省と庁で6件の違反があったと発表しました。

 調査は、文部科学省の組織的な「天下り」あっせん問題を受けて行われました。内閣府の再就職等監視委員会によりますと、公務員の再就職で違法性の疑いのある事案について調査した結果、金融庁や財務省、文部科学省などで6件が違反に認定されたということです。このうち金融庁では、室長級の職員がある法人に再就職していた金融庁のOBに対して、退職が近付いている現職の職員の情報を提供していたということです。この室長級の職員はすでに懲戒処分を受けたということです。監視委員会は、他にも違反の疑われるケースがあるとして金融庁に対して引き続き調査をするよう求めているということです。

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