三菱電線で新たに“改ざん”不適合品出荷は260社に[2017/12/19 17:40]

 三菱マテリアルは、子会社の三菱電線工業で検査データの改ざんや検査の未実施など新たな不正が発覚したと発表しました。

 三菱電線は電子部品などに使われるワイヤの一部の製品で、厚さなどの寸法のデータを書き換えて出荷していました。出荷先は5社で現在、安全性を確認しているということです。また、すでに229社に対して不適合品を出荷していたことを公表しているゴムなどのシール材についても、新たに一部の製品で検査を実施していなかったことも明らかにしました。これによって、三菱電線が不適合な製品を出荷した先は260社に上ります。不正の原因についてはいまだ調査中としていますが、三菱マテリアルの竹内社長は「本社の指示の事例ではない」として本社の不正への関与については否定しました。

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