2代続けて天下りも…新総裁の「お友達人事」否定[2017/12/25 19:14]

 政府系金融機関の日本政策金融公庫は25日に株主総会を開き、田中一穂元財務次官の新総裁就任を決めました。2代続けて財務省からの天下りとなります。

 日本政策金融公庫・細川興一前総裁:「(Q.なぜ、また元財務次官になったのでしょうか?)あくまでも私としては出身うんぬんよりも、人物本位で決めたところです」
 日本政策金融公庫・田中一穂新総裁:「内閣総理大臣と秘書官の関係ですので、日本語における『お友達』とは全く異質なものだと思うし、世の中で言われるようなこと(お友達人事)には全く該当しないのではないかと私は思っています」
 また、商工中金の問題などを巡り、低金利で民間の金融機関から顧客を奪うなど政策金融の在り方が問われていることについて、田中新総裁は「金利が政策手段になっているのは当然で、政策金融の存在意義は金利を抜きに語れない」と述べ、低金利が問題ではなく、融資案件ごとに民間金融とどういう状況になっているのか、精査する必要があるとの認識を示しました。

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