NECが衛星の運用施設を新設 報道陣に初公開[2018/01/10 17:04]

 電機大手のNECは、衛星の運用を独自で行う施設を新設し、報道陣に初めて公開しました。

 NECが公開した衛星オペレーションセンターでは、打ち上げられた衛星の位置や状態を把握し、撮影ポイントの操作など衛星をコントロールします。17日に打ち上げられる地球観測衛星「ASNARO−2」の運用から本格稼働するということです。NECや三菱電機などの民間企業は、これまでも衛星を製造してJAXA(宇宙航空研究開発機構)などに納入してきましたが、打ち上げ後の運用まで自社で行うのは製造メーカーとしては初めてだということです。NECは9月をめどに衛星で撮影した画像の販売を開始する計画で、独自に開発した小型衛星と管制技術なども新興国を中心に売り込みたい考えです。

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