日英政府が3兆円投融資 原発輸出で国民負担も[2018/01/11 11:55]

 日立製作所が予定しているイギリスへの原発輸出について、日本とイギリスの両政府が総額3兆円の巨額な投資や融資をする方向を確認しました。巨額のリスクを国民が背負うことになります。

 イギリスにある日立の原発事業の子会社に日立や政府系金融など日本側が3000億円、イギリス側が1500億円を出資します。さらに、両国がそれぞれ1兆1000億円を融資し、日本側は政府系金融に加えてメガバンク3行の融資に全額、政府保証を付けます。ただ、東芝のように建設費用が増大して損失が出た場合、巨額の国民負担につながるため、金融機関幹部は「リスクが高すぎる」「なぜイギリスの原発で日本の方が多く負担しなければいけないのか」と問題視しています。

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