「適温相場が崩れた」2月中は荒れる展開続くか[2018/02/06 11:50]

 東京株式市場も下落が止まりません。ニューヨークダウの歴史的大暴落を受けて6日、平均株価は一時、1200円以上の急落となりました。

 (経済部・賀谷真実記者報告)
 東京市場も空気が一変し、不安感に覆われています。マーケット関係者は「適温相場の枠組みが崩れた」と話しています。平均株価は取引開始直後から値下がりして一時、1200円を超えるまで下げ幅が拡大しました。全面安の展開で、午前の終値は2万1487円です。
 街の人:「ビットコインもあんな感じになっているし、普通に給料だけで暮らすのが一番良いのかなと」
 投資家:「予想外ですね。何か調子良すぎだなという感じはあった」
 アメリカの長期金利上昇から景気悪化への警戒感が強まり、ニューヨーク市場で売りが売りを呼んだ勢いそのままに東京市場でも大半の銘柄が売られています。マーケット関係者は「日本市場が落ち着きを取り戻すのはアメリカの落ち着きが大前提だが、それがいつになるかは分からない。少なくとも2月中は荒れる展開が続くだろう」としています。5日までは「一時的な値下がりだ」という楽観的な見方が大勢でしたが、6日は一転して強い警戒感が広がっています。

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