三菱マテリアル、会長ら報酬返上 データ改ざんで[2018/03/28 23:29]

 子会社による検査データの改ざん問題が起きていた三菱マテリアルは不正に関する調査結果を報告し、経営陣の報酬の一部返上を行うと発表しました。

 三菱マテリアルは、子会社2社でデータ改ざんが発覚後も別の子会社3社で不正が行われるなどし、社外取締役らなどで作る特別委員会が調査を行っていました。委員会がまとめた最終報告書では、子会社で自動車部品を製造する「ダイヤメット」の前社長が不正を把握しながらも親会社に報告せず、隠蔽していたことなどが明らかになりました。また、一連のデータ改ざん問題を受け、会長、社長職では3カ月間の月額報酬の全額返上など役員報酬の一部返上を行うと発表しました。三菱マテリアルは、ガバナンス体制の強化策を策定し、再発防止に努めるとしています。

こちらも読まれています