「物価上昇2%」達成時期を削除 金融政策は維持[2018/04/27 13:32]

 日銀は27日の金融政策決定会合で、異次元緩和の「現状維持」を決めました。

 日銀は27日、新体制となって初めての金融政策決定会合を開きました。日銀が目標とする物価上昇率2%の達成はまだ遠いとして、現在の金融緩和策の「現状維持」を賛成多数で決めました。具体的には短期金利がマイナス0.1%、長期金利が0%程度で推移するよう国債を市場で大量に買い入れます。一方、同時に公表された「展望レポート」では、これまで2%程度の達成時期として「2019年度ごろ」としていた部分を本文から削除しました。黒田総裁が午後3時半から、この変更の趣旨などを説明するとみられます。

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