平日も「銀行休みOK」に…金融庁がルール改正[2018/05/09 19:34]

 金融庁は銀行への来店客が年々、減っていることなどを背景に、店舗によっては平日も休みにできるよう銀行法の規制を緩和します。

 これまで銀行の営業日は、明治23年に作られた銀行法のルールによって月曜から金曜までの平日は店舗を開くことが義務付けられていました。しかし、年々、銀行を訪れる人が減っていることや店舗を開くことによる人件費の負担が大きいことなどから、金融庁では顧客の利便性を著しく損なわないことを条件に今後は平日でも窓口を休みにすることを認める方針です。これにより、例えば隣接する2つの店舗で片方を月、水、金曜日に、もう片方を火曜日と木曜日に開くといった運営が可能になります。また、同時に複数の銀行による共同店舗についても、店舗を分ける壁が不要であることや、どちらかの職員が他の銀行の業務を兼務できるなど監督指針を明確化します。一連のルール改正について、金融庁では夏ごろにも実施したい考えです。

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