「ダイナブック」はシャープが継承 東芝PC事業売却[2018/06/05 14:19]

 東芝は、不振が続くパソコン事業をシャープに40億円で売却すると正式発表しました。

 東芝は、パソコン事業を展開する子会社「東芝クライアントソリューション」の株式の約80%をシャープに売却すると発表しました。売却価格は約40億円で、「ダイナブック」のブランドもシャープに引き継ぐということです。東芝は1985年に世界初のノートパソコンを発売し、「ダイナブック」ブランドで一時は世界シェア首位となりました。しかし、販売が落ち込み、2017年度は96億円の営業赤字となっていて、売却先を探していました。一方、シャープはすでにパソコン事業から撤退していますが、親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業はアメリカのデルなどパソコン大手から生産を受託しています。今回の買収で、シャープは自社のディスプレー技術を活用しながら事業を拡大していきたい考えです。

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