自動車関税引き上げ回避も牛肉など農産品は協議[2018/09/27 05:51]

 日米首脳会談では、アメリカが自動車関税の引き上げをしないと約束する代わりに日本は農産品の関税交渉に入ることで譲歩する結果となりました。

 茂木経済再生担当大臣:「農林水産品について、過去の経済連携協定で約束した市場アクセスの状況内容が最大限である。米側も尊重することが声明に明記されました」
 TAG(日米物品貿易協定)を通して、すべての関税が協議されるとしていて、アメリカが求める牛肉などの農産品の関税を下げることなどが協議される見通しです。会見した茂木大臣は、投資ルールについては協議をしないためFTA(自由貿易協定)にはあたらないと主張しました。一方、政府関係者は「農家にとって痛い部分がFTAと同じように新協定にも入っている」と話していて、実質FTAだとの批判が高まりそうです。

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