農産品の関税引き下げへ 年明けめどに日米間で協議[2018/09/27 10:31]

 日米首脳会談で、日本とアメリカが物品の関税を協議する新しい協定「TAG(日米物品貿易協定)」の交渉に入ることが決まりました。アメリカ産の牛肉など、農産品の関税を下げることになりそうです。

 茂木経済再生担当大臣:「農林水産品について、過去の経済連携協定で約束した市場アクセスの状況内容が最大限である。米側も尊重することが声明に明記されました」
 新しく始まる日本とアメリカの物品協定「TAG」では、年明けをめどに農産品や工業品などの関税交渉を始めます。この協定の交渉中はアメリカが日本車の関税を引き上げないという約束は取り付けましたが、アメリカの農産品はTPP(環太平洋経済連携協定)の水準までは関税を下げる譲歩をすることになりそうです。交渉担当者は「アメリカがTPPへ戻った場合に行う交渉を先行してやるだけ」と説明していますが、政府関係者は「農家にとって痛い部分が新協定にも入っている」としています。

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