労災認定の3人 三菱電機、裁量労働制適用していた[2018/09/27 17:17]

 三菱電機の男性社員5人が長時間労働などが原因で労災認定され、そのうち3人に裁量労働制が適用されていたことが分かりました。

 三菱電機広報によりますと、男性社員5人が長時間労働などで精神障害や脳疾患を起こして2014年から2017年に労災認定され、このうち2人が自殺したということです。また、5人のうち3人に裁量労働制が適用されていました。裁量労働制は実際に働いた時間にかかわらず、一定時間を働いたとみなして残業代込みの賃金を払う制度で、政府は対象の拡大を目指しています。三菱電機は全社員3万人のうち1万人を対象に裁量労働制を適用してきましたが、今年3月に全社的に廃止して残業時間ごとに残業手当を支払うことにしました。三菱電機広報は「裁量労働制は制度の性質上、時間管理が緩くなる。なくしても不利益はない」としています。

こちらも読まれています