消費者庁の安全調査委員会は、車庫などの電動シャッターに人が挟まれた事故の半数が死亡事故だったとして、安全対策の徹底を求める報告書を公表しました。
これは安全調査委員会が提供した、事故の再現映像です。鉄の缶がゆっくりと潰されていきます。報告書によりますと、重さ120キロに及ぶ電動シャッターに挟まれる事故は、2001年から去年までに28件起きていて、このうち14人が死亡、13人が重傷だったということです。事故は下に人や物があることを感知できずにシャッターが下り続けるケースと、チェーンが切れて急にシャッターが落ちてくるケースの2つに分けられるということです。事故調査委員会では、シャッターの下に人がいることを感知する安全装置を付けたり、意図せずリモコンのボタンが押されても作動しないようにするといった対策が必要だとしています。
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