タニタ 体脂肪などのデータ活用した新事業を発表[2018/09/29 07:08]

 大手健康計測機器メーカーのタニタは、体重や体脂肪などのデータを様々な業種で活用して利用者の健康増進につなげる新たな事業を始めると発表しました。

 日本の医療費は年間で42兆円を超え、このうち約3割は生活習慣病が関係しています。タニタでは食事や運動に関するデータベースを作り、東京大学が開発した技術を用いて、3年後に糖尿病などの生活習慣病の元となるメタボリック症候群になる可能性を予測し、健康的な生活を送るためのアドバイスを提供するということです。官民ファンドの産業革新機構は、SBI生命保険など異業種4社とともに総額35億円を出資して、健康に関するデータを元にした新たな事業展開を支援します。ヘルスケア分野はアメリカのアップル社が「アップルウォッチ」でデータを集めるなど、成長分野として注目されています。

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