平均株価が900円超下落 世界同時株安の様相[2018/10/11 11:45]

 ニューヨーク市場の下落を受けて、東京市場の平均株価が大きく値下がりしています。下げ幅は900円を超えました。

 (経済部・平元真太郎記者報告)
 ヨーロッパ、アメリカ、日本、中国と世界同時株安の様相です。東京市場はほぼすべての銘柄が下落する全面安となっています。11日午前の終値は10日に比べて914円安い2万2591円でした。ここ1カ月の上昇分がほぼ吹き飛んだ形です。株価急落の発端はアメリカです。10日のニューヨーク市場で長期金利の上昇がアメリカの景気や企業業績に悪影響を及ぼすのではないかという不安や米中貿易摩擦の激化への懸念が広がり、ダウ平均株価が831ドル安と史上3番目の下げ幅となりました。さらに、安全資産とされる円を買う動きから為替が一時、1ドル=111円台にまで円高が進み、これも日本株が売られる原因になっています。好景気に沸くアメリカに引っ張られてきた世界経済ですが、そのアメリカをきっかけとした株安の連鎖がどこまで続くのか、投資家の間には急速に不安が広がっています。

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