汚染水データのミス修正 世耕大臣“公開が不十分”[2018/10/19 19:15]

 福島第一原発の汚染水処理のデータに260カ所のミスが見つかり、経済産業省がホームページ上だけで修正を発表したことに、世耕経済産業大臣は情報公開が不十分だったとの認識を示しました。

 世耕経済産業大臣:「ホームページに加えて、プレスリリースやそれに関する詳細なブリーフィングがセットで行われることが当然あるべき姿だと思っています。経産省としても、今後はそういう形での発表になるよう留意していきたい」
 福島第一原発の汚染水は浄化処理した後も8割以上で除去したはずの放射性物質の濃度が放出する基準を超えていて、薄めて海に捨てる案などが有力視されているものの、漁業関係者などが反発しています。こうしたなか、東電が有識者会議に示した汚染水処理のデータに修正が見つかりましたが、経産省はホームページに掲載したのみで会見などを行いませんでした。世耕大臣の発言の後、会見を行った経産省の担当者は「説明しようと思っていたが、東電の会見とのタイミングなどで、結果としてきょうになってしまった」と釈明しました。

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