平成の30年間「先送り圧力に抗えなかった」 財政審[2018/11/20 19:16]

 国の財政の健全化について検討する財務省の専門家会議は、国の借金が拡大した「平成」の30年間について、「負担の先送り圧力にあらがえなかった時代だ」と厳しく総括しました。

 財政制度等審議会・榊原会長:「平成30年間の間にこれだけ借金体質が定着してしまった。その反省を踏まえて、こういった赤字体質を継続させないという強い意志で財政に取り組む必要がある」
 国の財政制度等審議会は、来年度予算が平成最後の予算編成になることから、平成の財政運営を振り返りました。審議会は30年間で財政が悪化したことを踏まえて「受益の拡大と負担の先送りを求める圧力にあらがいきれなかった時代」と総括しています。こうしたことを踏まえ、来年10月の消費税10%への引き上げについては「確実に行なうべきだ」と訴えました。

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