パイオニア上場廃止へ 香港ファンドの子会社に[2018/12/07 23:25]

 経営再建中のパイオニアは、香港の投資ファンドから総額1020億円の支援を受ける契約に合意したと発表しました。来年3月にも上場廃止になります。

 パイオニア・森谷浩一社長:「まだ筋肉体質になってないなと。覚悟を持ってやらないとパイオニアの未来はない」
 パイオニアは香港の投資ファンド「ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア」と総額1020億円に上るスポンサー支援に関する契約に合意しました。かつてオーディオで一時代を築いたパイオニアですが、2010年以降に相次いでプラズマテレビや家庭用のAV機器から撤退すると、その後も主力のカーナビ事業で不振が続いていました。パイオニアはファンドに770億円の出資を受け、そのうえで発行済の株もすべてファンドに総額250億円で買い取ってもらうことで完全子会社化を目指します。早ければ来年の3月にも手続きが完了し、上場廃止になります。

こちらも読まれています