日本が中国を「特恵関税」対象から除外[2018/12/14 20:05]

 発展途上国の支援のために輸入関税を低くする「特恵関税」について、日本は来年4月以降、中国を対象から除外することを決めました。

 特恵関税は発展途上国の支援を目的として、農産品や工業製品など3600品目余りの関税を無税にしたり、低くするもので、昨年度は9割近くが中国からの輸入品でした。関税制度を話し合う有識者のなかには「経済が発展した国への特恵措置は廃止されていくべき」との声もあり、日本は来年4月以降、中国など5カ国を特恵関税の対象から除外します。アメリカと中国による貿易摩擦が激しさを増すなか、日本と中国の貿易にも影響が出る可能性があります。

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