30日午前0時にTPP11が発効　輸入食品の値下げも[2018/12/30 06:21]

　日本やカナダなど11カ国によるTPP（環太平洋経済連携協定）11が発効しました。輸入する食品の関税が下がるため、値下げが期待されます。

　日本時間30日午前0時に発効したのはアメリカを除く11カ国によるTPPで、世界のGDP（国内総生産）の約13％、人口5億人を抱える巨大な自由貿易圏になります。輸入牛肉の関税は発効と同時に現在の38.5％から27.5％に下がります。また、キウイやブドウは関税が即時に撤廃されるため、家計にもメリットがありそうです。輸出では99.9％の工業製品の関税が10年以内に撤廃され、自動車部品などの輸出拡大が期待されます。政府はTPP発効によるGDPの押し上げ効果を約7兆8000億円と見込んでいます。