急に出張が…でも安心「海外旅行キャンセル料」保険[2019/02/07 12:27]

 急な出張や子どもの発熱で海外旅行をキャンセル。そんなリスクを考えて予約に踏み切れない人のために、海外旅行のキャンセル料に対する保険が7日から販売開始されました。

 今年のゴールデンウィーク、10連休の人もいるかもしれません。しかし、先々の旅行の計画を立てても、いざ予約しようとした時にちゅうちょしてしまったことはないでしょうか。「急に旅行に行けなくなった場合、キャンセル料はいくらなのか」。この保険は旅行会社「H.I.S.」が保険会社「三井住友海上火災保険」と共同で開発したもので、キャンセルの理由によってキャンセル料の9割、もしくは全額が支払われます。一例では1000円の掛け金を払うと、10万円までのキャンセル料が補償されるということです。
 株式会社エイチ・アイ・エス関東海外旅行事業部、鈴木佳祐氏:「先に予約をした方がお得というのが非常に多くなっています。お得なものは非常にルールが厳しい。購入すると100%返金できないというのも増えている」
 これまでにも急な入院などの際に補償する保険はありましたが、この保険ではキャンセル理由をさらに幅広く設定しています。例えば、サラリーマンの男性が旅行を計画していたものの、勤め先の会社が倒産してしまった場合。家族同様に可愛がっていたペットが突然、死んでしまった場合。そして、結婚を予定していた男女がなぜか婚約破棄となった場合。いずれのケースでも旅行に行けるような気分ではありません。
 株式会社エイチ・アイ・エス関東海外旅行事業部、鈴木佳祐氏:「残念ながら紆余(うよ)曲折あるというお客様も過去の経験上ありましたので、そういったことも補償の対象にしようと」
 また、数カ月後の旅行を申し込んでいると、その後に妊娠が分かる場合も想定されます。その際にも補償が受けられます。しかし、ここで気になるのはペットの死亡や婚約破棄などのキャンセルの理由をどうやって証明するのかということです。
 株式会社エイチ・アイ・エス関東海外旅行事業部、鈴木佳祐氏:「(Q.証明は難しいのでは?)基本的にはお客様のお申し出を保険会社で判断」「(Q.旅行に行きたくなくなったから、理由を付けてくる人も?)そうですね。そういったリスクもあると思うのですが、お客様にとってメリットのあるものをということで、販売に踏み切らせて頂いております」
 H.I.S.では初年度1年間で約50万人程度の加入を見込んでいて、キャンセルサポートがアドバンテージとなって他社との差別化につながるとしています。

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