アジアの空狙うANA　フィリピンの航空会社と提携へ[2019/02/08 19:10]

　アジアの空を狙ってANAはフィリピンの航空会社と業務・資本提携に乗り出しました。

　ANAホールディングス・片野坂真哉社長：「渡航者数の伸びは過去5年間で5倍となり、フィリピンのポテンシャルは非常に高いものであると確信しております」
　国内の市場が縮小するなか、ANAはフィリピン航空を傘下に持つ会社に約100億円を出資し、業務・資本提携に乗り出しました。日本の航空大手はここ数年、成長が見込めるアジアの航空会社との連携を深めています。去年9月には日本航空がガルーダ・インドネシア航空と包括業務提携で合意しましたが、元々、ガルーダは全日空と提携関係にあって争奪戦も激しくなっています。ANAがフィリピン航空と資本提携した背景には、関係を強固にすることで提携関係が今後、覆らないようにする狙いもあるとみられます。