「不正は組織的」KYB 検査データ改ざんで調査結果[2019/02/14 08:01]

 免震・制振装置のデータを改ざんしていた大手油圧機器メーカー「KYB」は「不正が組織的に行われていた」とする調査結果を発表しました。

 KYBは去年10月に検査データの改ざんが見つかり、対象となった物件数は約1100件に上りました。KYBは改ざんの原因について外部の委員会による調査結果を発表し、「生産能力を超える受注を受けたことで性能や納期などが守られなかった」と説明しました。また、経営陣や子会社の幹部などが不正を黙認するなど、組織的な関与があったことも認めました。KYBは問題となった製品の交換などにかかる費用で、2019年3月期の赤字が100億円に上る見込みだと発表しました。

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