10−12月期GDPは年率換算1.4% 2四半期ぶりプラス[2019/02/14 14:54]

 内閣府が14日に発表した去年10月から12月期の実質GDP(国内総生産)成長率は、年率換算で1.4%と2四半期ぶりのプラスとなりました。ただ、先行きには懸念の声も出ています。

 GDPは自然災害の影響などで前の期にはマイナスとなりましたが、観光地の客足が戻って個人消費が0.6%のプラスに転じ、企業の設備投資もプラス2.4%と国内経済に支えられる形で2期ぶりのプラス成長となりました。一方で、中国経済の減速を受けてスマホ向けの電子部品などの輸出が頭打ちになっていて、輸出はプラス0.9%の低い成長となりました。
 三菱UFJリサーチ&コンサルティング・小林真一郎主席研究員:「米中の貿易協議の行方次第では、さらに(輸出が)弱くなってくる。両国の貿易が落ち込んでいくと、いずれ世界経済の悪化にまで波及する可能性がある。プラス成長には戻ったが、やはり力不足は否めないという内容」

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