ホンダ　英の自動車生産工場を2021年中に閉鎖と発表[2019/02/20 05:53]

　大手自動車メーカーのホンダは、EU（ヨーロッパ連合）離脱を控えたイギリスにある自動車生産工場を再来年のうちに閉鎖すると発表しました。

　本田技研工業・八郷隆弘社長：「グローバルでの四輪車生産体制の進化の一環として、欧州の四輪車生産体制の見直しを行うことにしました」
　ホンダは、イギリス南部にあるヨーロッパ唯一の自動車工場を再来年のうちに閉鎖します。ここでは3500人が勤務し、EUやアメリカ、日本などに向けた自動車を年間16万台生産しています。また、1100人が働くトルコの工場も再来年に閉鎖されます。閉鎖の背景にはヨーロッパでの販売不振があり、ホンダは今後、ハイブリッド車を中心に中国とアメリカの2大市場に力を入れるということです。イギリスのEU離脱が迫るなか、日産はすでにイギリスでの生産を見直しているほか、トヨタは「合意なき離脱」ならイギリスの工場が停止する恐れがあるとしています。